○○を変えるだけで冬の家が快適に!リフォームで寒さや乾燥を防ごう!
冬といえば寒さや乾燥が気になる季節です。毎年寒さや乾燥に悩まされている方も多いのではないでしょうか。暖房で寒さ対策をしたり、加湿器をつけて乾燥を防いだりすると思いますが、暖房や加湿器は光熱費がかさんでしまいます。今回は、そういった冬のお悩みをリフォームで解決する方法についてご紹介いたします。
冬の三大お悩みをリフォームで解決しよう!
冬の3大お悩みである「寒さ」「結露」「乾燥」について、それぞれリフォームの解決方法を紹介します。
寒さ
寒さ対策として断熱性のある玄関ドアを導入してみることをおすすめします。冬場の家の玄関から逃げ出す熱の割合は、全体(屋根や外壁など)の52%もあるそうです。
それだけ玄関から逃げてしまうということは、部屋を温める暖房費がかさんでしまいます。断熱性のある玄関ドアにするだけで、冬は暖房費の節約にもなりますし、夏は外からの熱が入ってこないようにできるため冷房費の節約にもつながります。
また、耐熱性の玄関ドアは家のなかの温度差を抑えることも可能なので、ヒートショックが起きにくくなるなどの健康面でもメリットといえます。
結露
結露は窓の外側と内側の温度差が大きく、湿度が高いときに発生します。空気は温度によって空気に含む水蒸気の量が変わります。
暖かい水蒸気が多い時に温度が低くなると、飽和水蒸気量を超え、余分な水蒸気が水に変わり、それが結露と呼ばれるものに変わるのです。ですから、結露の原因としては、温度差と高い湿度の2点が条件となりますので、気をつけましょう。
結露対策として、今は結露防止シートなどが市販で購入できますが、網入りガラスの窓には使用することができません。理由としては、網入りガラスはワイヤーとガラスの2種類の素材でできており、それぞれ熱に対する膨張率が異なります。
結露防止シートは断熱材でもありますので、熱を逃がさないようにしており、その結果、ガラスとワイヤー箇所で熱くなる部分と熱くならない部分ができ、ガラスが割れてしまうということが発生します。
ですから、結露対策としては市販のものよりもリフォームをおすすめします。網入りガラスの窓ではないという方でも、窓自体を変えることで結露防止シートを貼る手間や、結露を拭く手間が省けるので、検討してもいいのではないでしょうか。
乾燥
冬になると寒さにより暖房を使用し始めるため、空気が乾燥しやすくなります。乾燥すると、風邪などの感染症や肌の乾燥が起こります。また、火災が発生したり、静電気が起きやすくなりますので注意が必要です。
乾燥対策としては「床暖房」「湿度調整付きの壁材」をおすすめします。床暖房は、空気を乾燥させることなく、暖かい部屋を作ることができます。ただし、床暖房は温まるのが遅いというデメリットもあります。
窓を変えてみよう!
窓を変えることで、寒さや結露の対策に繋がります。具体的にどんな窓にしたらいいのかというと、二重窓にすることです。
東北や北海道など雪が積もる地域では二重窓が当たり前となっていますが、二重窓にするとどんなメリットがあるのかを説明いたします。
まず二重窓というのはガラスが2枚なだけでなく、窓冊子も2重となっています。そのため窓と窓の間に空気層ができるため、断熱性が高くなります。また、外の気温と室温での温度差も発生しなくなるので結露の対策にもつながるのです。
結露が発生しにくくなるため、カビも生えにくくなります。防音・防犯にも役に立ちますので、一度検討してみてもいいのではないでしょうか。
乾燥対策では湿度調整機能付きの壁材がおすすめ
乾燥対策として、湿度調整機能付きの壁材をおすすめします。湿度調整機能付き壁材は、珪藻土や漆喰などで作られていることが多いです。とくに珪藻土は、湿度が70%以上になると吸湿し、40%以下になると放湿してくれるそうです。
漆喰も同じく吸湿してくれるそうですが、どちらかといえば、珪藻土の方が多孔質なため、機能的には優れています。また、珪藻土は湿度調節だけでなく、消臭や耐火性にも優れており、とてもおすすめです。
珪藻土は種類もあり、石膏ボードに直接塗るものや、炭などの素材に組み合わせたものなどがあります。どういったものが空間に合うのかを考えながら、検討してみることもいいでしょう。
まとめ
毎年訪れる冬のお悩みの解決に少しでもお役に立てたのではないでしょうか。
リフォームというのはお金がかかるのではないか、と考えて躊躇してしまうこともあると思います。
冒頭でも説明したように、市販のものなどはランニングコストがかかったり、毎回手間がかかったりするので長い目で見るとリフォームの方がよかったということもあります。ぜひこれを機にリフォームでの冬の悩みの対策を検討してみてください。