ダニやカビを撃退!簡単なリフォームで対策できるってホント?
ダニやカビはアレルギーやかゆみなど人体の健康面に多大な影響を与えます。きちんと掃除をしていてもカビ臭かったり、ダニアレルギーによりくしゃみが止まらなかったりすることがあり得るのです。今回は簡単なリフォームによって、ダニ・カビ対策できる方法をご紹介します。ぜひ最後までご一読ください。
ダニ・カビに関するトラブルは秋に発生しがち?
ダニやカビは秋に発生しやすいのですが、理由の一つとしては、夏に大量発生したダニが秋になって死骸となって溜まってしまうことが挙げられます。ダニの死骸は乾燥して細かくなり、吸い込んでしまうと、アレルゲンの原因となります。アレルギーが多い方はより対策が必要となりますが、まだアレルギーを持っていない方でもダニアレルギーにならないためにも対策が必要です。
二つ目の理由としては、カビは高温多湿を好むからです。カビは気温が20から30度、湿度60%以上が最適で繁殖しやすくなっています。梅雨時期は湿度が80%以上になるため、もっともカビが発生しやすくなりますが、9月〜10月も同じく湿度が高くなるため、カビが発生しやすいのです。「梅雨時期には発生しやすい」と認識されているので対策していても、秋は対策を怠り、トラブルになりやすい傾向があります。
リフォームでできるダニ対策とは
ダニ対策として、今では市販で買えるグッズもたくさんあると思いますが、リフォームでできるダニ対策というのがありますので3つご紹介いたします。
・換気ができる玄関扉にする
・玄関網戸をつける
・換気付き窓にする
換気ができる玄関扉にする
玄関は、濡れた傘が置いてあったり、靴などに付いた水滴により湿気が多くなりやすい場所となっています。また、玄関は室内と室外の間になっていますので、気温差が激しいため湿気になりやすいのです。換気ができる玄関扉にすれば風通しがよくなり、そういったことも解消できます。
玄関網戸をつける
換気ができる玄関扉にすることもいいですが、玄関網戸にすることも同じ理由でおすすめです。すでに換気ができる玄関扉であればいいですが、そう言った家ではなく、かつ玄関扉を気に入っていて変えたくないという方は玄関網戸でもいいのではないでしょうか。
換気付き窓にする
玄関と同様に窓を換気付きにすることでお部屋の中の湿気対策に繋がります。実は窓を開けるだけで、相対湿度が20〜30%も下がるそうです。また、セキュリティ面でも換気付き窓は安心できます。
以上、リフォームでできるダニ対策3つをご紹介いたしましたが、基本的には「換気」を重視するとダニ対策には繋がります。上記の対策は全て電気を使わない自然換気なのでランニングコストがかかりません。ランニングコストを考えるとリフォームの検討をしてみるのもいいのではないでしょうか。
しぶとい秋カビの発生を防ぐには
梅雨時期のカビとは異なり、秋カビは夏の暑さを乗り越えているのでしぶとく、耐性の高いカビといわれています。実はカビは暑すぎると抑制されるのですが、それを乗り越えた厄介なカビが、秋の快適な気温に大量発生するのです。
秋カビの発生で特に注意すべき場所は、エアコン・浴室です。この2箇所は湿気が多く、カビもダニと同じように換気を心がけることである程度防ぐことができます。
エアコンのカビ対策
夏は長時間エアコンをつけっぱなしという方も多いのではないでしょうか。エアコンは夏の間によく使用されるため、カビだらけになっている可能性が高いです。実は冷房をつけっぱなしにするとカビが発生しにくくなります。冷たい空間を作っておくことでカビも繁殖しにくいそうです。また、エアコンのフィルターをこまめに掃除することでもカビ対策にはなりますが、そもそもエアコン事態をカビが発生しにくいものに変えるのもおすすめです。
浴室のカビ対策
浴室はもっとも湿気が多く、カビが発生しやすい場所です。タイルの目やパッキンに頑固なカビが付き、苦労した経験のある方も多いのではないでしょうか。浴室のカビ対策としては、カビが生えにくい材質の浴室にしたり、扉をパッキンレスなどカビにくいものに変えたりすることが挙げられます。また、浴室はできるだけ乾燥させるように風通しの良い空間にすると良いでしょう。
お部屋のカビ対策
番外編としてお部屋のカビ対策の方法を紹介します。お部屋のカビ対策としては、壁材を変えることです。部屋の湿気を除去するためには、風通しのいい空間を作る必要があります。空気の吸排出ができる壁材を利用することでお部屋のカビ対策につながります。
まとめ
今回はダニ・カビについてリフォームでの対策をご紹介しました。グッズ等でも対策は可能ですが、長い目でみるとリフォームすることでコストを抑えられる可能性もあるため、ダニやカビに悩まされている方は、ぜひリフォームも検討してみてはいかがでしょうか。